保育士の裏側

元保育士が綴る保育士のなり方や仕事内容から人間関係など裏側をお伝えします。

保育園に勤務したい!保育士資格なしでもOKの職種とは?

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保育士資格はないけども、保育園で働きたい!子どもと関わってみたい!と思われる方も多いのではないでしょうか。
「子どもが好き!」ということや、「保育士資格の勉強のために、現場の雰囲気を知りたい」ということなど、様々な想いから、保育園で働くことを希望する人も増えているようです。

 

実は、資格が無くても保育園で働けるチャンスは十分にあるのです!

 

今回は、保育園に勤務するために必要な資格を確認しながら、資格が必要で無いものに関して考えてみましょう。


資格が必須な職種

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まずは、保育園で勤務する職種のうち、資格が必要なものに関してご紹介していきます。

保育士も、当然その1つ。
名称独占資格の1つであり、国家資格である保育士資格を有していなければ名乗ることができない専門職となっているのです。

 

そんな保育士の他にも、保育園にはこんな専門職の人が働いています。


管理栄養士


学校・病院など、施設に応じた食事計画・調理などを担当する栄養士に加え、より高度な専門知識を持つ国家資格です。

 

保育園においては、給食を提供するにあたって食事とおやつの献立の立案や厨房業務を行います。
大量調理における調理のコツだけではなく、離乳食やアレルギー児・肥満・やせ・小食などの子どもに合わせた対応を行うことも管理栄養士の重要な役目となります。

 

また、食育など、保育計画の一端を担う部分もあり、子どもに関わる機会も自ずと多くなります。

 

管理栄養士になるには、大学などの管理栄養士養成施設で4年間学び、更に国家試験に合格する必要があるのです。
その国家試験も難関であることも知られており、まさに栄養面のスペシャリストと言われています。


看護師


医師と一緒に病院で働くイメージの強い看護師ですが、保育園でも活躍の場が増えています。

 

ケガや突然の発熱などが起こりやすく、保育士のみでは対応できない、より高度で専門的な医療処置が行えます。
保育園の本来の目的である「養護」と「教育」をより強化することができるのです。

 

また、最近では病児保育機能を兼ね備えたい保育園も増えてきており、その場合は看護師の力がより一層必要とされています。

 

さらに言えば、看護師自体にもメリットが大きなものとなっています。
夜勤がない・週末に休める・残業がほとんどないことなど、従来の病院勤務では実現しにくいメリットもあるため、人気の職場となっているようです。


資格が不要な職種

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ここからが本題です!
保育園で働くうえで、特に資格を必要としない職種には、どのようなものがあるのでしょうか?


調理員


子どもたちに「給食の先生」と呼ばれる仕事となります。


調理師免許が必須の場合もありますが、管理栄養士や免許保有の調理師のもとで働く調理員に関しては、特に資格を求めていないところが多いようです。

 

主に給食の調理や提供を担当することとなります。
その他、食器や調理器具の洗浄や調理場の掃除なども担うこととなります。

 

子どもが好き・料理が好きという場合には、ピッタリな職場となるでしょう。


保育補助


保育補助は、保育士と同じように子どもと関わる仕事です。

 

本来は、保育士のサポートを行う役割があるため、掃除や日課活動の準備など、保育の環境を整えることがメインとなります。


しかしそればかりはしていられないので、実際のところ、保育現場ですることは有資格者の保育士と大差ありません。
具体的には、おむつ替え・着替え・寝かしつけ・食事介助など、保育士と同じように行うこととなるのです。

 

保育計画を立てることや保護者対応などは全て保育士が行いますので、直接やることはありませんが、そばで見ているだけでも勉強になる面はたくさんあります。
そのため、保育や幼児教育を専門に学ぶ学生や主婦はもちろん、保育士試験合格を目指す人も保育補助の仕事に携わっている人が多いようです。


事務職


定員の多い大規模園には、事務職で従事する人も居ます。


一般企業などでの総務・人事・経理などの経験を必須としている場合もあるようですが、事務職なら特に資格を必要としていません。
子どもの声の聞こえる環境で、楽しく働くことができそうですね。

 

ただ、保育園の事務職という環境から、保育士としての勤務経験が求められたり、保育補助と兼任となる場合もあります。
基本的にはどこの保育園も人手不足であるため、やむを得ないことでしょう。

 

因みに、私が働いていた認可保育園では、事務職の設置は無く、代わりに園長や副園長が事務処理を担っていました。
保育園で事務のみの職種というのは、稀なことかも知れません。


保育園で働くために!職探しの方法は?

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では、保育園で働くための職探しには、どのような方法があるのでしょうか?

 

ハローワークのメリットとデメリット


仕事を探すというと、一番に思い浮かぶのは、ハローワークでしょう。


厚生労働省が管轄している、公共職業安定所です。
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しかし、その手軽さゆえに、求人情報も玉石混淆です。
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ただ、こうして実際に違っていたとしても、ハローワークの対応が遅かったり、何の手立ても講じてくれないことも珍しくありません。

 

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保育士の復職or資格取得を支援する貸付事業とは?免除の条件は?~兵庫県と神戸市の場合~

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待機児童問題は、改善するどころかより深刻になる一方、保育士の確保を早急に進めていく必要があるようです。

 

様々な理由から潜在保育士となっている人が多数いる昨今、「どのようにしてその人たちを現場に引き込むか?」というところに主眼が置かれています。

 

しかし、潜在保育士には、潜在保育士になった理由が存在しています。
人間関係と並んで大きな問題となっているのが、お金の問題です。

 

保育士になるにも、また、保育士として仕事を始めるにあたっても、金銭的に先立つものがどうしても必要となるのです。

 

どうも、この事態は国や地方自治体としても由々しきことだとの認識があるようで、ついに、無利子・無担保の貸付事業に乗り出すまでになりました。

一言で「貸付事業」と言っても様々なサポート事業があるようです。

 

…あれ?ちょっと待てよ?(゜-゜)

私事になってしまいますが、最近、大学のころの奨学金をようやく全額返還したばかり。
完済後、開口一番に「奨学金とはいえ、借金は借金だからしない方が良いに決まってる!」なんて言ってしまっていたくらい(^^;
月に数万円のこととはいえ、その額を10年ほど毎月支払い続けるというのは、フツーのサラリーマンの私には、なかなかもって大変なことだったのです。

 

その経験があるにも関わらず、何故、今回の貸付事業を紹介するに至ったのでしょう?

 

いわゆる「借金」とも、どうも一味違うこの制度。
今回は、保育士の現場復帰を後押しする存在となり得る「保育士確保のための貸付事業」を、私が保育士登録している兵庫県を例としながらご紹介します。

 

 


保育士確保のための貸付事業とは

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保育士確保のための貸付事業は、平成27年に厚生労働省が公表した「保育士確保プラン」の中の具体的な施策の1つとして行われることとなりました。
すべては、継続的に保育士を確保することで、待機児童解消化プランの確実に実施するためのものとなっています。

 

貸付には、保育施設が対象になっているものと、保育士そのものが対象になっているものがあります。

 

施設側が対象になっているものとしては、保育補助者を雇用するための費用を貸し付けるというものです。


保育士資格取得を目指す人を保育補助者として雇用する場合に、その給与・諸手当などの経費を借りることができるのです。


その貸与される期間や金額などは自治体によって多少の違いはあるようですが、1人を雇用する場合に概ね年額200万円を最大で3年間借り受けることができるのです。

 

他にも、保育士や、保育士を目指す人のための貸付事業もいくつかあります。

 

保育士修学資金貸付事業


厚生労働省が発表した保育士確保プランによると、児童福祉法第18条の6に規定する指定保育士養成施設に在学する人を対象に、修学資金を貸し付けるというものです。
修学にかかる金銭的負担を軽減することで、質の高い保育士の養成確保を目的としています。

 

月額5万円以内を2年間受けることができるほか、初回には入学準備金として20万円以内、卒業時には就職準備金として20万円以内をそれぞれ加算します。


就職準備金


こちらは、保育士確保プランにはっきりとした記載は無いものの、貸付事業を行う地方自治体には必ずと言って良いほど用意されています。

 

当該の都道府県や市町村内で保育士として就職や復職が決定した人を対象に、勤務に必要とされる経費を貸し付けるものです。
内定した保育園が遠方の場合に転居の費用としたり、勤務に必要な衣類などの購入費用にあてることができます。

 

保育士登録してから一定の期間が経過していることや、週20時間以上勤務することが決定しているなど、貸付条件があるようです。

貸付限度額は1人1回40万円までとなっています。


未就学児を持つ保育士に対する保育料一部貸付


当該の都道府県や市町村内で保育士として就職や復職が決定し、なおかつ保育園などを利用している未就学児の子どもを持つ人のためのものです。

 

月額27,000円を上限として、保育料の半額以内を1年間貸し付けます。

 

ただ、この27,000円は、借受人1人に対しての上限金額となります。
つまり、未就学児の子どもが1人であっても、複数であっても、この金額や貸付の期間に変わりはありません。


未就学児を持つ保育士の子どもの預かり支援事業利用料金の一部貸付


長いですが、これが正式名称となっています(^^;
「未就学児を持つ保育士に対する保育料一部貸付」との違いも気になるところですね。

 

こちらは、保育園などの利用に加えて、ファミリーサポートセンターやベビーシッターなどの子どもの預かり支援事業を利用する人を対象に貸し付けます。


保育園などで勤務するにあたって、早朝勤務や時間外保育などに従事するためにこれらの制度を利用するための人のものとなっています。

 

年額123,000円を上限として、子ども預かり支援事業を利用した料金の半額以内を最大2年間貸し付けます。

 

この利用した料金には、実際に利用料金の他、入会金やその他にも事業利用にかかる必要経費も含まれています。


貸付金の免除条件は?


図書館の本も友達のゲームも、何でも「借りたら返すもの」が前提となっていますよね。
当然ながら、これらの貸付事業にかかるものも例外ではありません。

 

これじゃ、私が経験した「奨学金返還地獄」と、変わりないじゃないか!?と思われるかも知れませんね(;´∀`)

 

しかし、保育士確保のための貸付事業には、全てのパターンにおいて全額免除になる条件が設定されています。

 

概ね2~5年間となっていますが、既定の年数以上勤続することで、返還の必要が無くなるのです。


また、一旦退職したとしても、退職後1か月以内に他の保育施設などで勤務を開始すれば、継続して勤務しているとみなされるのです。
それ以上の条件は特にないので、比較的容易にクリアできそうですね。

 

さらに、業務に起因する心身の故障によってお仕事が難しくなった場合にも、全額免除となることがあります。


あまり考えたくはないものの、保育の現場は、入って勤務してみなければ実際のところが見えにくい部分もあります。
こういった、万一の際にも備えられると考えると、安心して申し込むことができるのではないでしょうか。

 

兵庫県・神戸市の場合は?

 

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では、実際のところはどうなっているのでしょうか?

個人向けの貸付事業に関して、兵庫県と神戸市を例にとってみましょう。

 

神戸市の場合

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政令指定都市となっている神戸市の場合、神戸市内に住民登録をしているというだけでこの貸付事業の対象となり得ます。

 

貸付事業自体や諸条件・貸与額ともに、全国的に展開されているものと大きな開きはないようです。

 

ただ、申込に際しては独自の様式が必要となりますので、問い合わせ先となっている神戸市私立保育園連盟のホームページなどをご確認ください。


兵庫県の場合

 

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兵庫県下に居住または勤務している、神戸市に住民登録をしている人以外が対象となります。

 

こちらもまた、貸付の諸条件や貸与額に大きな違いはないようです。

 

特筆するとすれば、保育士修学資金の諸条件がなかなか厳しいことでしょうか(^^;
「学業優秀」といっても、具体的にどれぐらいの人を指すのかはどこにも記載がありませんし…保育協会ならではの規程などがあるのでしょうか?

 

また、就職準備金が、有効求人倍率によって半額にまで落ち込む可能性があるというのも、何とも複雑です。
全国的に見て、特に兵庫県で保育士が不足しているという場合にのみ40万円となるようですね。

 

こちらもまた、申し込みに際しては神戸市とも違う様式が必要となりますので、兵庫県保育協会に問い合わせた方が良さそうです。

 

貸付の利用はこんな人におすすめ!

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一言で言い切ってしまうのならば、保育を仕事としたいすべての人にこの制度はおすすめだと言えるでしょう。

 

保育士資格取得を目指す人はもちろん、潜在保育士から復帰するにも何かと出費が伴います。

 

安心して学業に専念すること然り、保育の仕事を始めるうえで必要となるものも多数あります。
特に、出産・育児で保育現場を離れていた保育士にとっては、自身の子どもの保育をどうするか?ということが避けて通れない課題となります。

 

その経済的な負担を軽減し、修学や就業をスムーズなものとするのに心強い存在となるのでないでしょうか。

 

また、「貸付」という名前こそ付いていますが、実質的には給付も同然というのも大きなポイントとなるでしょう。
一定の期間、保育に従事しなければならないという条件はあるものの、それをクリアすることで返還の必要はなくなります。


私自身が経験した奨学金返還にかかる大変な思いは、これらの貸付事業に関しては心配なさそうです。

 

保育を仕事とすることに高い志を持つ人にとっては、強力な味方となることでしょう。

 

貸付の申し込み方法は?


兵庫県の場合は、神戸市であれば神戸市私立保育園連盟が窓口となり、それ以外の市町村の場合は兵庫県保育協会が担当の窓口となっています。


既に勤務希望先の保育園があったり、実際に保育園などに勤務している場合には、主任級以上の保育士に聞いてみるのも良いでしょう。

 

他の都道府県を見ても、概ね、政令指定都市は市の社会福祉協議会などが窓口となり、中核市や他の市町村は都道府県の保健福祉担当部署に申し込みを行う場合が多いようです。

 

また、貸与に伴う条件や金額・期間なども、若干の違いがあるようですので、要確認です。

 

さらに、申し込みを行うものによって、申し込みの様式や必要な添付書類が異なってきます。
書類が過不足している場合には、審査の対象とすらならない場合もありますので、十分に気を付けたいところですね。

潜在保育士とは?復職しない大きな2つの理由。解決策はある?

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いつかは保育に戻りたいな…なんて淡い期待を持っている私ではありますが、今は結局元サヤ。

よくあるタイプの会社員でデスクワークの日々を送っています。

 

PCと電卓と細かい文字・数字とにらめっこ。
しんどいことも多いけど、これはこれでやりがいを感じて毎日を過ごしています。

 

ただこれ、保育士資格を持ちながら、結局その資格を職務として活かしていない状態。
現在の私は、立派な「潜在保育士」の1人してカウントされているのです。

 

「増え続ける待機児童問題に対して、潜在保育士の現場復帰が急務である」というのが、どうやら国の方針の様子。
その線で言うと、相反する行動をとっているわけですね(^^;
しかも、「国をあげて取り組むべき課題」ということとなると、なかなか大多数の方が潜在保育士となっているんだろうなと予想できます。

 

しかし、その方々が「はい、ただちに保育現場に復帰します!」と言い難い状況であるのは確かなようです。

 

何故、潜在保育士になってしまったのでしょうか?(゜_゜)

 

今回は、保育士が「潜在保育士」になってしまう大きな理由にスポットを当ててみましょう。
その理由を知れば、「これさえどうにかできれば…!!」という現場復帰への糸口も見えてくるかも知れませんね。

 

 


潜在保育士っていったい何?

「潜在」というからには、どこかに隠れてひそんでいる保育士…と思いがちですが、そういうわけでもありません(^^;

 

保育士資格を持ちながらも、保育関連の仕事に携わっていない人のこと。
特に、保育園やこども園などで日常的に子どもを保育することに携わっていない人のこと潜在保育士と呼んでいます。
その数、なんと全国に70万人以上居ると推計されているのです。

 

待機児童解消に必要な保育士の数は?

現在の安倍内閣の政策である、待機児童ゼロを目指す「待機児童解消加速化プラン」では、2017年度末までに、保育園などで預かる子どもの定員をあと40万人増やすとしています。
そのためには、保育園などの預かり施設を増設するだけでなく、保育士の確保が避けて通れない課題となっています。

 

必要となる保育士の数は、2017年度末までに約46万人と見込まれていますが、このままの状態では、結局8万人程度の保育士が不足するとされています。


何故、潜在保育士を現場復帰させたいの?

あと3か月で8万人の保育士確保とは…安倍首相もなかなか無茶を仰るものです(;´∀`)
おそらく、このプランの達成は非常に困難であろうと思われるわけですが、そうだとしても政府としては諦めるわけにはいきませんよね。

 

しかし、この短期間で、8万人を新たに保育士にし、全員を保育施設に勤務させるということはほぼ不可能に近い。
…となると、保育士資格を持ちながらも保育の仕事をしていない人を引っ張り込む方が、手っ取り早いわけです。

 

資格のみならず、そこにさらに、過去に保育士として勤務した経験があるのならば、即戦力としても期待ができますよね。
保育現場からすれば、喉から手が出るほど欲しい人材であるのです。


潜在保育士が復職しない理由

ただ、国や保育現場の考えとは裏腹に、潜在保育士には潜在保育士となった理由がきちんと存在します。
また、保育の仕事がしたいと望むようになれば、国の政策などに関係なく、自ら行動を起こされることでしょう。

 

かく言う、私が潜在保育士となった理由は、一言で言うならば「元の職場にお声がけいただいたから」というものでした。
細かいことを言うとキリがないので割愛しますが、例えるのならば、地元から遠く離れた土地に居たところを、実家の親に呼び戻された。という感覚でしょうか。

 

なので、決して、保育の現場を心底嫌になって退職したというわけではないのです。
寧ろ、機会があればもう一度保育現場にてお役に立つような仕事をしたいとは考えています。

 

ただ、私のように心穏やかに保育現場を去って行った人ばかりではないようです。
1人ひとり様々な事情が重なっているようですが、大別すると、次の2つの理由が、潜在保育士を生む大きな理由となっているようです。

 

給料が低い


厚生労働省職業安定局が公表しているデータによると、保育士職へ就業を希望しない理由として「賃金が希望に見合わない」という理由が半数近くに上っているほど。
多くの人が、給与の低さを理由に保育現場から去ることとなっているようです。

 

「仕事」と言う限りは、それを生業として生計を立てるわけです。
無償のボランティアではありません。

 

当然ながら、その労働の対価となる給料が支払われますが、その給料の低さがネックとなっているようです。

 

特に、保育士の場合はそれが顕著となっています。

全年齢を対象としたフルタイム勤務者の月額平均給与額は、なんと19万円。
これは、全産業の29万5000円というところから10万円も低いのです。

 

しかも、手取り月収15万円以下との回答が半数近く居るというのも特筆すべきポイントでしょう。
これでは1人で食べていくのがやっと…という考えになるのも無理はないかも知れません。

 

さらに言えば、その仕事量の多さも給与額に明らかに見合っていないという点も否めません。
子どもの生活を見守り保育を行うことの他にも、OL並みの事務仕事芸術家ばりの制作クレーム処理班以上の保護者との対話…などなど、枚挙にいとまがありません。
持ち帰りでの仕事も当然に多くなり、気づけば「ずっと仕事をしている状態」という保育士も少なくありません。

 

一部の保育士の話では「時給換算したら300円くらいじゃないかな?」などというのも耳にしたことがあるほど。
人命を預かりながらその周辺を支えるという大切な仕事を引き受けるにしては、あまりにも安価ではないでしょうか。


「保育への情熱」と「子どもの笑顔」だけでカバーしろと言うにはあまりにも酷な話です。


人間関係

職場は、1日の大半を過ごす場所となります。
働くうえでの環境は、非常に重要なものとなりますよね。

 

毎日接している子どもは、大きな敵ではありません。
たとえ生意気を言ったり、身体的な暴力行為があったとしても、それは発達の途上にあるから。
「幼児のやることだから…」とこちらも心持ち穏やかに見守ることができるでしょう。

 

問題となるのは、大人たちです。
たとえ口うるさい面倒な保護者や、反対に保育士を無視する保護者が居たとしても、一時的には辛いものの、子どもが卒園すれば自然とその関わりは無くなります。

 

残るは、同僚や上司。
これが一番の厄介者ではないでしょうか。

 

保育現場は、概ね女の世界です。
男性保育士こそ徐々に増加しつつありますが、まだ全体の1割にも満たないほどであるのです。

 

「女の園」と言うと聞こえは良いものですが、その分、「好き放題」をはたらく人が絶対に現れるものです。
ガキ大将さながらに、自分の思うとおりに事を運ばせようとしたり、自身の好き嫌いだけで対応を変えたりします。

 

そうすると、理不尽に八つ当たりをされたり、激しく叱責してきたかと思えば無視されたり、はたまた「新人いびり」なども横行します。

中には、いわれのない噂を広められてしまったり、閑職に追いやられたり、ややこしい問題の責任を全てなすりつけられたり…あらゆる手段で「意地悪」を仕掛けられることもあるのです。


こんなことが続けば、どんなに強靭なメンタルを持っている人でも保育現場を離れたくなるでしょう。

 

そんなことをしておきながら、保育している子どもたちには「みんな仲良く遊ぶんだよ♪」などと言っているのですから、開いた口がふさがりませんよね(^^;

 

職場の人間関係は、外からでは実態が掴めません。
入職して、同僚・上司と実際に関わってみなければ、なかなかわかりにくいことでしょう。

 

すべての保育施設の人間関係が劣悪!というわけでは絶対にありませんが、一度悪い所に当たってしまうと「もう保育士にはなりたくない(´;ω;`)」という気持ちになるのも無理はないでしょう。

 

潜在保育士の解決策はあるのか?

では、国の思惑どおりに、潜在保育士を現場に引き戻す方法はあるのでしょうか?

 

実は、厚生労働省の公表している調査結果でも、「保育士の入職者を拡大するためには処遇改善や勤務環境の改善に取り組み、職場として魅力を高めることが必要」と、しっかりと答えを出しています。
そして、この課題が乗り越えられた折には保育士として就業したいと答えている人は、60%以上にも上るのだとか。
これは期待できそうですね。

 

しかし、具体的にどうするのでしょう?
そこに関しては明記がありません。

 

ここからは、私の独断と偏見です(;´∀`)
潜在保育士の方々がどうしたら「保育現場に復帰したいな♪」と少しでも思えるのか?を考えてみました。
「これができたら苦労は無いよ!」ということばかりですが、実現出来たら良いなということばかりのはずです。

 

給料を全産業の平均値に合わせる

給料が多ければ多いほど良いのは当たり前です。
まして、保育士という、子どもとその家族に対して責任のある仕事をしているわけです。
それを、月給20万円にも満たない報酬で…というのはあまりにも無慈悲に思えてなりません。

 

せめて、全産業の平均給与額である29万円程度の報酬は受け取るに値するのではないでしょうか。

 

ただ、問題は、この給与をどこから捻出するのか?というところにあります。
政府や地方自治体などは、実際には補助金などを出して「人件費に充てるように」としているようなのですが、現場保育士の手元にはあまり渡っていない様子です。

 

一体どこに消えているのでしょうね?( ̄▽ ̄;

 

保育園自体が、運営に対して何らかの対策を講じなければならないポイントでしょう。

 

もっと「開かれた保育園」に!

人間関係が陰湿になるのは、やはり、保育園がどこか閉鎖的な空間だからではないでしょうか。

 

昨今では、防犯上のこともあり、どうしても保育園自体が内に内にと「閉じこもった」運営をしがちです。
外からの目が無いとなると、その中の人は、自分の意のままに「お山の大将」のように振る舞う人が必ず出てきてしまうのではないでしょうか。
そうなってしまっては、保育士も、そこで預かっている子どもたちもお互いに不幸でしかありません。

 

そこで、保育園がもっと地域の中心となるような立ち居振る舞いをすれば良いのではないでしょうか。
運動会・生活発表会といった行事を公開にしたり、入園児以外にも地域の子育て世帯を積極的に招いてイベントを開くなど、交流の機会を図ることで常に外の空気に触れやすい環境をつくることはできます。

 

さらに、ホームページやSNSを活用し、対外的にアピールすることも、保育士の「見られている」という意識を高めることができるようになります。
また、職員が保育系の学会や研修会などに参加し、そこで得たことを全員でシェアできる環境を整えるのも良いでしょう。

 

ただ、何も無くとも忙しい状況にある保育現場で、ここまでのことに手が回るか?というのは大きな課題です。
人員不足にあえいでいる中ではなかなか困難を極めるでしょう。

 

しかし、その取り組みが潜在保育士の目に留まれば、「ここでならまた保育士になりたい!」という考えが芽生えるかも知れません。
大きなチャンスをはらんでいるとあっては、取り組まない理由にはならないのではないでしょうか。

 

事務職員を登用する

保育士が保育に専念できるように整えるために、膨大な事務処理や、季節ごとに変わる壁面の制作などをこなすための職員を配置するのです。

 

私が知る限りでは、保育士はただでさえパソコン作業が苦手です。
原因としては、保育の場面が「あたたかみ」を重視するために徹底して手書きにこだわっている部分が多いからだと言えるのですが、昨今ではどうしてもパソコンの使用が必須となっているものも少なくありません。
それを、不慣れな人がこなそうとするから余計に時間がかかってしまうのです。

 

そこで、パソコン作業に慣れた事務専用の職員を配置すれば、保育士の負担や時間の無駄がグッと軽減されるのではないでしょうか。

 

連絡帳は現場保育士にとって必須となりますが、定期的に出される「おたより」や壁面の工作は、必ずしも保育士でなければ作れないものではありません。
できるところは分業することで、保育士は保育現場に専念できる環境を作ることができれば、潜在保育士を引き込むチャンスとなるのではないでしょうか。

潜在保育士復職支援研修とは?~ブランクある保育士の再就職支援制度~

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気楽な9:00~17:00のOLライフをエンジョイしている私。

 

もちろん、家事育児もこなしつつなの兼業主婦なので、1日とおして息つく暇もないほどの過密スケジュールではあります。

 

そんな私の元に、突如、見慣れない書面が自宅にやってきました。

 

差出人は、県の保育協会


中には、県や市の子育て支援担当の名前が載った文書が複数入っていました

 

いずれも大きく踊るのは「潜在保育士」の文字です。
保育士資格を持ちながら、その資格を生かした保育関連の仕事に携わっていない人のことを指します。


もっと厳密に言えば、昨今の待機児童の増加の流れを受けて、「保育園など日常的に子どもを預かって保育することを生業としていない人」を特に指しているようです。

 

そういえば私も、今は結局「元保育士」を名乗る、立派な潜在保育士の1人となっています。
このような案内が来るのも無理はないのかも知れません。

 

複数ある書面の内、今回は、「潜在保育士復職支援研修」にスポットを当ててお話しすることとしましょう。

 


潜在保育士復職支援研修とは

 

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国が掲げている「一億総活躍」を実現するには、待機児童問題を解消する必要があります。


その解消のためには、全国におよそ70万人以上居るとされている潜在保育士を、保育現場に引き戻すことが急務だ!というのが、国の考え方のようです。

 

しかし、その潜在保育士の多くは、「ブランクがあり、現場復帰に不安がある」や「保育現場での勤務経験が無い」といった人ばかり。

その方たちのために、現在の保育環境を知り、理解を深めることで現場への登用を促進したいとの考えから、この研修の開催に至ったようです。

 

研修費用はすべて無料!
また、研修受講にあたって自身に2歳~就学前までの子どもが居る場合には、無料で託児サービスも受けられるというのです。


ここまで手厚く迎え入れる準備を整えるとあっては、よほどのことだと窺えます。

 

現場の保育士不足を解消するキーパーソンこそが、潜在保育士だとも言われているほど。
1人でも多く現場へ引き戻して、待機児童問題の解消を図って行きたいという大きな狙いがあるようです。


潜在保育士復職支援研修の内容は?

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研修の内容は、主催している県によって多少の違いはあるようです。

今回は、私が保育士登録している兵庫県を例にとってみましょう。

 

研修会場・受講人数は?

 

兵庫県の場合は、研修の実施を関西国際大学に委託して行われます。
受講定員は尼崎市三木市のキャンパスで、それぞれ定員30名ずつ、合計60名を対象に行われる模様です。

 

日程は?


どちらのキャンパスで受講するかによって変わって来るようです。

 

尼崎キャンパスの場合は、講義形式の研修が平成30年1月20日・27日・2月3日の3週連続。
いずれも土曜日の9:00~16:30の開催なので、別の業務に在職中の方でも受講しやすいですね。

 

一方の三木キャンパスの講義は、平成30年2月10日(土)・11日(日)・12日(月・祝日)となっています。
時間帯は同じく9:00~16:30です。
3日連続なので、集中して取り組むことができそうですね。

 

また、いずれの場合にも、講義後に2日間の体験実習が行われます。
詳細な日時・場所は現在のところ決まっていませんが、関西国際大学の系列保育園や認定こども園にて、9:00~16:00の間で行われます。

 

特に、保育士試験合格者にとっては、保育現場は未知の世界でもあります。
この体験実習がついてくるというだけでも、メリットは大きいのではないでしょうか♪

 

さらに、体験終了後には、3月10日(土)に情報交換会が予定されているとのこと。
潜在保育士からの復職経験者や、地方自治体の関係者を招いての相談会が行われます。

 

「就職まで面倒見ます!」という記載こそありませんが、潜在保育士から保育現場に出るまでの大きな一歩となることは確実でしょう。

 

どんなことを学ぶの?


講義は、3日間で全12コマとなっています。


趣旨の説明や実習に向けてのお話しのあるガイダンス2コマに加え、保育環境のこと・子どもとのかかわり方や実際の遊びの実践方法など、実務的なことを学びます。

中には、リスクマネジメントや保護者支援など、ケースバイケースの案件で、知りたくてもなかなか得ることができなかったことも教えていただけるのだとか。
ただちに現場で役立つ知識を、今一度学び直すことができるのです。

 

また、保育園のコアタイムとも言える時間を1日通して保育に携わることができる実習は、2日間のみとはいえ、現場の状況を把握するにはちょうど良いと言えるでしょう。

 

座学と実践と現場。
この3点を結びつけることこそが、この研修の趣旨となっているようです。

 

さらに、研修全日程の受講が完了すれば、保育士等キャリアアップ研修にかかる兵庫県知事からの修了証が交付されるとのこと。
1つの自信にも繋がりそうですね。

 

どこから申し込むの?


兵庫県の場合は、関西国際大学のホームページから申し込むことが可能です。

 

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また、送られてきた文書のQRコードからなら、直接申し込みのページに辿り着くことができますよ。

 

しかし、いずれもインターネットからの申込のみとなっています。
操作に不安のある場合には、家族・友人に聞きながら申し込みを進めるのが良さそうですね。

 

もしくは、関西国際大学の社会連携課がこの研修の窓口となっています。
そちらに問い合わせるのも1つの方法と言えるでしょう。

 

ブランク歓迎!保育士転職サービス一覧


これらの研修を受講するのも1つの方法ですが、多くは自治体の保育所の臨時職員となったり、認可保育園への就職・パート採用としての幅が広がるのみです。

 

実は、保育士資格の活用方法は、実に多岐にわたっているのです。
「認可保育園だけじゃない、保育士資格を活かせる他の可能性はないの?」の声に応えてくれるのが、転職サービスです。

 

…とはいえ、これだけ保育士不足が騒がれる中、転職エージェントも各社、人材の取り合いといった状況は否めません。
結果、サービスの質も玉石混淆となっている模様です。

 

その、数ある転職サービスの中から、よりサポート体制の充実しているであろう3社を見てみましょう。
転職者目線でのサービスとして、どのような工夫がなされているのでしょうか?

 

保育ひろば

保育士の転職エージェントの中では、なかなかの大手です。

 

全国規模でサービス展開しており、平成29年12月25日現在での求人数は11580件となっています。
これから、新年度に向けて、どんどんとその数は増えて行きそうですね。
選択の幅が広いということをも意味しているのではないでしょうか。

 

「転職しようかな…」と思い始めた時から、入社後のアフターケアまで、専任のコンサルタントが一貫してサポートを行ってくれるというのです。
求人情報探しはもちろん、履歴書の書き方や勤務条件の交渉など、「応募者が聞きにくいことを聞く」を行ってくれるという点で、かなり頼れる存在となりそうですね。

 

また、年明けには名古屋・大阪・東京の全国3都市で就職・転職フェアが開催されることも決定しています。
施設の担当者と直接話ができる機会とあって、本気で就職したい人も、ちょっと情報収集だけ~という場合にも、嬉しいイベントとなっています。

保育士、幼稚園教諭、栄養士の求人募集情報サイト[保育ひろば]

保育士バンク

保育ひろばと並んで、求人数が多いのが保育士バンクです。

 

こちらも全国展開している就職・転職エージェントです。
専任のキャリアアドバイザーが、現状のお悩みや相談事を詳しく聞きながら、ピッタリのお仕事を探してくれるとのこと。

 

加えて、ホームページなどには載せきれない、非公開の優良企業からの求人も多数あるようです。
つまり、認可園のみならず、人気の高い企業内保育所や病児保育所、また、夜勤専門の保育士としても求人が出ている可能性もあります。

保育士・幼稚園教諭の求人・転職・採用なら【保育士バンク!】

 

また、保育士バンクでも就職・転職フェアを開催するとのこと。
年明け1・2・3月にかけて、横浜・大阪・東京(2回)・埼玉の、合計5会場での開催が決定しています。
会場には、Twitterで大人気のてぃ先生の講演会や個別相談会の開催もあります。
「会いに行きたい!(*´ω`*)」というだけでも、価値のある時間になりそうですね。

 

因みに、保育士の就職フェア、こんな感じでした♪
ご参考になれば幸いです。

 

hoikushinouragawa.hatenablog.com


保育バランス

保育バランスは、病院や企業内にある事業所内保育所への転職を支援するサービスです。

 

残業が無い・大きな行事が無い・しがらみが無いなどの理由から、昨今保育士の間でも人気となっている就職先である事業所内保育所
「ここなら勤めたい!」という人も多いのではないでしょうか。

 

保育士だって人間です。
ワークライフバランスを実現したいと思うのは、当然のことでしょう。
その「バランス」を実現するのに手を貸してくれる、有りそうでなかったスタイルです。

 

来社不要で転職サービスが受けられるというのも、支持されるポイントとなっているようですよ。

 

私も、いつか保育士に戻る時がきたら、転職エージェントにゆだねてみるというのも良いかな…なんて考えるようになりました(*´ω`)

一発合格体験記!保育士試験の実技の内容や対策、合格する秘訣は?

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毎日必死で勉強した人も、そうでない人も、筆記試験合格の喜びはひとしお。


しかし、実技試験という、更なる試練が待ち構えているのです。
喜んでばかりも居られない!という心境にさせられてしまうものがありますよね。

 

また、実技試験は、筆記試験とは違い、後で答え合わせができるようなものではないことや、採点基準がイマイチわかりにくいことなど、対策のしようがないという難点が…。

 

確かに、当日の試験会場に居る試験官の裁量によって合否が決まってしまうとあっては、どうしようもないところもありますよね。
試験官に「これでひとつ、よろしくお願いします…!(^人^)」なんて言いながら菓子折りを渡す…というわけにもいきませんし(^^;

 

そこで、今回は、なかなか見えにくい実技試験の概要や、私自身の合格体験記などを、なるべく詳し目にお伝えいたします。
こう見えて私、一応、一発合格していますので…♪
何らかのヒントになることがありましたら嬉しいですm(__)m

 

 

 

実技試験って何するの?


実技試験の内容は、音楽・造形・言語の3種類の中から2つを選んで、各々で6割以上の点数を獲得すれば、合格です!
50点満点なので、30点ですね。

 

受験する科目は、一番最初の受験申込の際に選択したものとなります。
後からの変更は、できません。

 

音楽に関する表現


幼児に歌って聴かせることを想定して、弾き歌いを行います。

 

弾き歌いの曲は、受験申し込みの段階で公開されている課題曲2曲です。
毎年、ゆったりめの曲が1つと、リズミカルな曲が1つになるように設定されているようです。
弾き歌うのは、それぞれの曲の1番のみとなっています。

 

基準となる楽譜も公開されていますが、大幅に逸脱しない限りでは編曲・移調もOKです。
また、前奏や後奏などをアレンジして付けても良いことになっています。

 

楽譜も試験会場に持ち込めます。

 

受験に際しては、会場にあるピアノを使って行われますが、アコースティックギターやアコーディオンの使用も可能です。
ただし、ピアノ以外の楽器は、自分のものを持参しなければならないため、注意が必要です。

 

造形に関する表現


保育における一場面を、45分間で色鉛筆画で表現するというものです。

 

どのような場面を描くかという問題文や諸条件は、試験会場にて発表されるため、具体的な準備が行えません。

 

例えば、平成28年前期に実施された実技試験の問題は、このような形でした。

 

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結構、色んな注文…いや、決まりごとがあるものなんですね(°д°)

 

このお題に即した絵を、A4の用紙に描きます。
また、絵を描く枠の大きさはタテヨコ19cmとなっています。

 

紙は当日配られますが、絵画に必要な筆記用具(下書き用の鉛筆・色鉛筆・消しゴム)は各自持参が必要となります。
当然ながら、受験者間での用具の貸し借りは認められていません。

 

制限時間内で下書きと色塗りまでを完成させるとあっては、絵が得意な人であっても、なかなかハードな内容と言えるでしょう。

 

言語に関する表現


試験官2名を目の前にして、「3分間のお話」をします。
ただし、試験官に向かって話しかけるのではなく、3歳児クラスの子ども20人が目の前にいると想定して行うのです。

 

課題は、受験申し込みの段階で公開されている4つのお話しの中から1つを選択します。
「うさぎとかめ」や「おむすびころりん」といった、オーソドックスで馴染みのあるお話が中心です。

 

子どもが集中して聴けるように、お話の編集や展開など、受験者自身で工夫して行えることになっています。

 

ただし、絵本や人形といった小道具は、一切持ち込むことができません。
もちろん、台本やカンペもダメ。
全くの丸腰で臨まなければならないのです。
ある意味、漫才師やピン芸人よりも緊張感あふれる過酷な状況となります。

 

また、3分間という時間は絶対となります。
早く終わってしまっても3分間はその場から動くことが許されませんし、オーバーしてしまうと途中でお話を終えてしまわなければならないこととなります。

 

この3分間は、自分のタイミングではなく、試験官が「では、始めてください」と言ったその瞬間からがスタートとなります。
やり直しはききません。泣いても笑ってもその場限りのこととなるのです。

 

実技試験への持ち物や服装は?


まず、申込の段階で自身がどの科目を選択したか?ということによって持ち物は異なって来ます。

 

例えば、音楽と言語を選択したのであれば、楽譜や楽器が揃っていれば、取り敢えずは良いでしょう。
しかし、造形を選択した場合には、絵を描くための道具は絶対に必要です。

 

特に、色鉛筆を忘れてしまっては、試験の合格自体が絶望的なものとなってしまいます。
試験会場の近くに文具店でもあれば調達も可能ですが、おおよそそのようなことは困難と思われますので、必ず持参するようにしましょう。

 

加えて、色塗りにはパステルやクレヨンなどは使用できません。
あくまでも色鉛筆が必要となりますので、その点も気を付けましょう。

 

どんな場合においても受験票は必須となります!
忘れていないか、今一度確認しておくようにしましょう。

 

また、服装に関しては特に決まりはありません。
動きやすい服で行けば良いということにはなっています。

 

しかし、試験官はあなたが「保育士として相応しいかどうか?」ということを1つの採点基準としています。
自ずと服装や表情など、試験項目以外のことも評価の対象となり得るのです。

 

「常識の範囲内でカジュアルな服装を」と言うと難しく感じてしまいますが、人に不快感を与えないような清潔感のあるスタイルで行く必要はあると言えるでしょう。

 


こちらにも書いてみましたので、よろしければどうぞ♪
私が実際に実技試験に着て行った服装も公開しています( *´艸`)

 

hoikushinouragawa.hatenablog.com

 

受験前にはどんな対策をした?


さて、ここからが私の経験談です。
まずは、受験前にしたことからお話ししましょう。

 

実は、私の場合、筆記試験に合格できると思っていなかったため、当初、実技試験への対策は全く行っていませんでした(^^;

 

受験科目に選択したのは、音楽と言語。
それぞれ、筆記試験合格の通知が来てから慌てて対策を行ったので、準備に割けたのはわずか1か月。
それでも何とか合格することができました(*^▽^*)

 

「こんな感じで1か月を過ごしましたよ」というレポートをお届けします。

 

音楽は、歌えることが大切!


私自身、3歳から18歳までピアノは習っていて、ある程度の予備知識はあったものの、弾き歌いは未経験(´;ω;`)
さらに、そのあったはずの予備知識さえも、10年以上のブランクですっかり「ピアノが弾けない人」になってしまっていたのです。
個人練習では限界を感じ、慌ててピアノ教室に駆け込みました(^^;

 

「1か月後なんですけど、大丈夫ですかね…?(´・ω・`)」
という無茶振りにも関わらず、懸命に教えてくださった講師の先生には、もう感謝しかありませんが…。

 

加えて、私が用意して行った楽譜は、私の技量では限界があるとの判断を早々にしていただきました。
簡単なコード進行になるようにと楽譜を書き換えてもらったり、本来は指導していない発声練習から鍛えてもらったり、とにかく「無理なく弾き歌えるように」ということを重点的に行いました。

 

あとは、「練習あるのみ!」という状態でした。

 

毎日、5:00には起きて、電子ピアノにイヤホンを差して弾きながら口パクで歌うのを1時間程度。
週2回のピアノ教室がある日には、発声練習から運指(演奏時の指の動かし方)までみっちり練習。
帰宅後、家事・育児をこなした後にはまた自己練習を2時間程度…。

 

まさに、ピアノと歌にまみれた1か月間を過ごしました(^^;
おかげで、試験から数年経った今でも、そのときの課題曲を弾き歌いできるほどなんですよ。

 

言語は、覚えてからが勝負!


音楽の合間に、言語の練習も欠かせません。
私は、「うさぎとかめ」のお話をチョイス。

 

まずは、お話の全容を理解し、自分なりに話しやすくした台本を作成しました。

そして、それをひたすら覚える。
お経のように毎日ブツブツと唱えるのです。


このときには、特に感情は必要なく、ただただ文字として認識し、頭に叩き込むことに専念しました。
なんなら、話した台本をレコーダーで録音して、聴いたりもしていました。

 

ある程度すれば、台本が頭の中に入ります。
覚えの悪い私でも、1週間程度で暗唱できるようになりました(*'▽')v

 

そこから、アレンジが始まります。
話し方に抑揚をつけることはもちろん、顔の表情や、身振り手振りなどのジェスチャーも加えました。

 

例えば、「うさぎとかめ」においては、うさぎが居眠りしてかめに追い抜かされたことに気づくシーン。
「しまったー!寝過ごした~!!<(x◇x)>」は、本当にこんな表情と仕草になるようにしました。

 

台本・小道具が持ち込めない以上、自分の身体という武器を磨くより他ありません。

 

実は、当時保育園児だったウチの子どもたちが「お母さん、何か変なものでも食べたの?(゚Д゚)」と言うぐらい、普段からは想像もできないようなテンションの上がりっぷりだった模様。


3分間という決められた時間をダイナミックに演じきることこそが合格へ繋がるはず!と言い聞かせて過ごしていました。

 

保育士試験の実技試験を受けてきた!どうだった?

 

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ここからは実際、私が保育士試験の実技試験を受験したときのことをお話ししましょう。

 

私が保育士試験を受験したのは、秋も深まる時期でした。
試験会場の大学が山の中だったので、少し肌寒いなという感想は持ったものの、取り立てて不快な気候ではありませんでした。

 

到着から受験まで


私が到着したのは、試験会場開場時間である9:00の少し前。
既に、門の前には受験者と思しき人が列をなして並んでいました。

 

ほどなく開場し、講堂のような広めのところに全員入場します。
そこで、今日1日の試験会場での動きや、自分の行くべき教室や試験開始時間を知らされます。

 

当時、私が受験した会場での実技試験受験者数はおよそ600人。
その人数が2科目の試験を受けるとあって、時間にもバラツキがあったようです。
記憶している限りでは、音楽の最後の受験者の試験開始時刻が15:00ごろだったとか。
朝9:00に集合して、10:00ごろに終了する受験者も居れば、6時間以上待たされる受験者も居たようです。

 

また、選択した2科目の試験のうち、どちらを先に受験することになるかは、その場になってみなければわかりません。

 

私の場合は、先に言語を受験し、そこから30分ほど空いて音楽の受験でした。
まだスムーズに行った方だったようですね(;´∀`)

 

緊張感たっぷりの控室

私の控室だったのは、50名程度を収容できる一般教室。
受験を今か今かと待つ受験者であふれ返っていました。

 

台本を見ながらブツブツと反復練習を繰り返す人も居れば、ピアノの鍵盤に見立てた紙を出して運指練習をする人など、様子も様々。
落ち着かないのか何度も席を立ちトイレに行く人も居て、こちらまで緊張してしまう空気感でした。

 

当の私はというと、最後の悪あがきは全くせずでして…。
試験結果には自信がなかったのですが、「今からどうにでもできるもんじゃないしな」と、半ば諦めにも似た気持ちだったように思います。

 

ただ、隣の部屋ではまさに試験が行われている状態で、言語での悲鳴にも似た抑揚のつけ方や、弾き歌いでの外れた音などが聞こえて来て、少々耳障りに(^^;
耳栓をしていたり、音楽を聴いたりして過ごしていました。

 

因みに、ループして聴いていたのは、嵐の「Happiness」でした( *´艸`)
取り立てて嵐ファンと言うわけではないのですが、あの疾走感と爽やかさが、試験前に丁度良かったのです♪

 

会場の雰囲気はこちらにも書きましたので、よろしければご覧ください♪

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言語は落語家さんになった気持ちで!


いよいよ自分の番号が呼ばれ、言語の試験会場に足を踏み入れました。

 

会場には試験官2名とタイムキーパーの職員が1人居ました。
私の試験官だったのは、50~60歳ぐらいの優しそうなご婦人でした(p*゚ー゚)(゚ー゚*q)
恐らく、どこかの大学の幼児教育の教員か、管理職クラスの保育士といったところでしょう。

 

そして、その前には、子どもに見立てた椅子が2脚ほど置かれています。
この椅子に向かって話すのです。

 

まずは受験番号と名前を言います。
「000000番 タカハシ、いきます!です。よろしくお願いいたします!(*´▽`*)」
という感じだったでしょうか。

 

すると、試験官が試験の概要を簡単に説明します。
最後には「では、準備はよろしいですか?(*^_^*)」と、穏やかに尋ねられますので、「はい」と答えるとそこから採点の対象となる3分間が始まります。

 

緊張しすぎて覚えていないというのが正直なところなのですが、常に頭に浮かんでいたのは、
「私は真打に昇進した落語家だ!売れっ子のピン芸人だ!!」ということ。
洗脳にも似た「できるぞ!」という自己暗示が、私自身を突き動かしていたように思います。

 

思い込み、大事です…!

 

しかし、終盤にアクシデントが!
3分キッカリで終わるようにと設定したはずの台本ですが、時間が来る前に話し終えてしまったのですΣ(゚д゚lll)

 

恐らく10秒程度でしょうか。
しかし、体感としてはもっと長く、永遠に続くようにすら感じられてしまいました。

 

緊張すると、人は早口になるようです。
ゆっくり目を心がけたいものですね。

 

音楽はシンガーソングライターになった気持ちで!


30分ほど間があいたはずなのですが、意外とすぐに音楽の試験が始まることとなってしまいました。
全く気が休まらなかった(^^;

 

いそいそと楽譜を用意して、試験室の廊下で順番を待ちます。
前後の人が3人ぐらい居たでしょうか。
そのうちの1人である、20代前半でしょうか、若くて可愛らしい女性に「緊張しますねっ!頑張りましょうね!!o(>▽<)o」と、ずーっと話しかけられていたせいか、もはや緊張も解けてしまうほどでした。

 

そうこうしているうちに、自分の番に。
入室すると2人の試験官が待ち構えていました。
今度は、40~50歳ぐらいのご婦人。温和な表情は無く、どうぞと促されるのみでした。

 

言語のときと同じく、受験番号と名前を言うと、さっさとピアノの前へと促されました。

 

楽譜をセットした後のことは…これもまたあまり覚えていないのが正直なところなのですが、
「私は天才ピアニストだ!新進気鋭のシンガーソングライターだ!!」ということは頭にあった覚えがあります。
具体的な人物像としては、アンジェラ・アキさんぐらいを思い浮かべていました(^^;

 

思い込み、やっぱり大事です…!

 

間違えやすいポイントもいくつかあったのですが、何とかノーミスでくぐり抜けて、試験は終了。
若干の興奮覚めやらぬ状態のまま、帰路についたのでした。

 

合格への最短ルート!今しておくべきことは?

 

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思えば、実技試験の日は、何だかとても疲れてしまって、どうやって帰ったのかすら覚えていないほど。


でも、とにかく達成感はすごかったです。
練習の成果を出し切れたという満足感でいっぱいで、合格通知を受け取ることなど、想像もしていませんでした。

 

ただ、黙っていても結果通知はやってくるわけで。
蓋を開けてみれば、自分としては意外なほどの高得点でした。

 

でも、何でこの点数?と聞かれると、なかなか答えることができません(-ω-;)

 

そこで、私の経験から、及第点に達するポイントを考えてみました。
合格のために出来そうなこと、是非取り入れてみてくださいね♪

 

言語は、立って行うべし!

言語の試験会場内には、受験者用の椅子が用意されています。
つまり、受験者は、その椅子に座ってお話しをすることもできるのです。

 

それにも関わらず、私は、3分間立ちっぱなしで行いました。
まさに、ピン芸人スタイルです(^^;

 

座った方が落ち着いて話すことができる他、子どもの顔との距離が近くなり、より親近感を持って話すことができるでしょう。
ただ、座ってしまうと、話しているの中でのジェスチャーや動きなどに限界があると考えました。

 

絵本や人形などの道具を用いることができない以上、頼れるのは自分だけです。
大きな動きができた方が、試験官の印象にも残るし、実際問題として子どもたちも物語に入り込みやすいと考えたのです。

 

確かに、立って動いて声を出してというのは、たった3分間であっても想像以上にハードです。
しかしそれ以上に、メリットは大きかったように思います。

 

言語で、時間が余ったらフォローできる言動を!


言語は、どんなに話の途中であっても、早く終わってしまっても、3分間はその場から動くことができません。

 

どちらになってもマイナスであることには変わりありませんが、話が途中になってしまうと「計画性のない人だ」と判断されるのか、点数が若干低くなるのだとか…。
(本当かな?)


途中で切られてしまった話はリカバーすることができませんが、少し早く終わったくらいなら、その後に「あたかも保育をしているような態度」をとることで間を繋ぐことができるのです。

 

例えば、2分45秒ぐらいで話し終えてしまったとしたら、「みんな、どうだったー?楽しいお話しだったね~(*^▽^*)♪」などと、笑顔で子どもに向かって話しかけるような形をとることができます。


この姿勢により、話は早く終わってしまっても、試験官に「保育士としての姿を印象づけやすい」というメリットがあるのです。

 

実は、私も時間を余らせてしまった方なのですが、このフォローはできませんでした。
頭が真っ白になってしまって、本当に立ち尽くすのみでした。
ここは私の失敗ポイントだったと思う次第なのですが、これができていれば、より良い点数をいただけたのかも知れません。

 

安心してください、落とすための試験ではありません!


ここまで、「練習あるのみ!」や「緊張の連続」など、さんざん脅すようなことを書き綴ってしまいましたが、そもそも、実技試験は「落とすための試験」ではありません。

 

専門知識が必要な筆記試験を突破し、保育士資格を与えて良いものかという資質を見られる最後の砦であるに過ぎません。
現に、保育士試験の実技試験だけに絞った合格率は、8割を超えるほどなのです。
決して低くはないですよね。

 

しかし、最後まで油断は禁物です!
試験への準備はもちろんですが、体調もしっかりと整えておく必要があります。

 

自身の持つ力が全力で出し切れるようにしておきたいものですね。

 

hoikushinouragawa.hatenablog.com

気になる保育士の勤務シフト!休暇制度や勤務実態はどうなってるの?

働く上で気になるのが、仕事内容と同時に、勤務時間です。
特に、保育士として働くとなると、おおよその場合がシフト制であり、どうしても勤務が変則的なものとなります。

 

これは、幅広いご家庭の状況にできるだけ合わせるためにと課せられた保育園の使命とも言えるものです。
多くの親御さんが家を空け、「保育に欠ける」時間を、保育園がカバーする必要があるのです。

 

しかし、保育士として働く方からすれば、十分な検討材料となり得るもの。
契約時間と実際の勤務時間が全く違う!などということも往々にして起こり得ることなのです。

 

勤務実態…気になりますよね。

 

ということで、今回は、保育士の勤務実態に関して、お答えしていきましょう。

 

これも、認可保育園での私の実体験となります。
勤務体系は、雇用形態や法人・施設によって異なる場合がありますので、「こんなトコもあるんだ~」という一例としてご覧いただけましたら幸いです。

 

 

 

勤務シフトは複数種類


「幅広いご家庭の状況にできるだけ合わせる」とは言え、保育士だって人間です。


労働時間は週40時間まで・1日8時間までという、労働基準法は遵守しなくてはなりません(^^;
よって、開園から閉園まで勤務するという保育士は、よほどのことがない限りは、皆無です。

 

そこで、「時差勤務」と言う名のシフト制がとられることとなります。


これは、雇用契約の状態にもよりますが、パートタイマーを除く保育士なら、アルバイトでも派遣でも契約職員でも、はたまた正規職員でも大きく変わることはありません。

 

また、どの時間帯にも勤務することで、1日を通しての子どもの様子を把握するというねらいもあるのです。

 

こちらは、私の勤務していた認可保育園での、ある月のシフト表です。

 

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長らく事務職に従事してきた者としては、「見にくいなぁ~」とか、「如何にもパソコンに慣れていないんだなぁ~」という感想を持ってしまったのは内緒です(^^;

 

そうです!保育士はパソコンをはじめ、機械モノに慣れていない人が多いのです!
これもまた保育士など、幼児関連の事業に従事する者の特徴と言えるのですが…それもまた改めてお話ししますね(^^;

 


さてさて、何とも見づらいこのシフト表。

 

左端に記載のあるマス目から、

  • 行事→行事予定。連絡会や園内での行事予定などが書かれています。暗に「この日は休むな!」というプレッシャーです(^^;
  • 休暇→先に休暇を取得することがわかってる保育士の名前の記載があります。
  • 研修→研修会や勉強会などで園内に居ないことがわかっている保育士の名前の記載があります。

 

その下の時間からが、当該のシフトにおける出勤時間となっています。

 

9:00~16:25や9:00~13:15などのイレギュラーな時間帯は、妊娠中の保育士の時短勤務です。

それ以外は、出勤時間に偏り・不平等が出ないように、どの時間帯も均等に当たるようにと作成されています。

個人名が満載なので、一部修正していますが、1つのマス目につき、大体1~4人の保育士の名前が書かれています。

 


因みに、それぞれのシフトにおける、勤務時間はこうなっていました。

 

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A~E勤務まで来て、いきなりH勤務に飛ぶ辺りに、若干の疑問は感じますが(;´∀`)


私が勤めていた保育園では、フルタイム勤務の保育士はこの時間帯で動いていました。

 

…といっても、これはあくまでも目安時間。
残業することも多々ありました(^^;

 

事務時間とは?


勤務時間帯が記された用紙の「事務時間」の文字に首を傾げた人も多いのではないでしょうか。

 

これは、私が勤務していた保育園だけかも知れないのですが、いわゆる「デスクワーク」の時間帯です。

 

保育士といえど、100%子どもに関わっているだけではありません。
年間通じて色んな係・役員にあたっていたり、行事の際には準備や片付けなどに携わらなくてはならないことも多数あるのです。

 

その業務は、勤務時間すべてにわたって保育に充てている中では、こなしていくことがほぼ不可能です。

 

そこで、設けられているのが、事務時間

事務時間は、子どもから離れて各々のデスクワークをこなして良い時間となっているのです。
書類を書くも良し、保育計画を立てるも良し、保育室内の掲示物を作るも良しです。

とにかく、子どもを見ながらではこなして行くことが難しい業務をするのに充てて良い時間です。

 

しかし、事務時間も勤務時間の一環であるため、退勤して良いというわけではありません。
制作も事務仕事も取り立てて無いといった場合には、勤務時間終了まで保育に入ることが原則となっていました。

 

パート勤務の場合は?

フルタイム勤務者でカバーできない、決められた時間のみ勤務する保育士です。


主に朝だけや、夕方だけなどで勤務するパートタイマーの保育士もいます。
つまり、保育園で言うところの送り迎えラッシュにのみ勤務することとなります。

 

私の勤めていた認可保育園の場合は、朝7:00~8:00は、パートタイマーの保育士のみで賄っていました。
専ら朝に強いオバチャン…いや、おばあちゃんに近いベテラン保育士さんばかりでした。
7:00から登園する子どもがあまり多くは無かったからかも知れませんが、園の利用状況によっては変わって来るかも知れませんね。

 

7:00~10:00もしくは15:30~18:30・16:00~19:00が、パートタイマーの保育士の勤務時間となっていました。


パートタイマーには、事務時間は特に設けられていません。

 

朝シフトの保育士は朝だけにしか居ませんし、夕方シフトの保育士もよほどのことがない限り夕方にしか勤務しません。
また、毎週土曜日のみ出勤するパートタイマーの保育士も居ました。

 

そして、パートタイマーは、何があろうが時間ピッタリになればササっと退勤します。
当然ながら、誰もそれを咎めたりはしません。
(保育士自体が早く退勤したいのはもちろん、多くの場合は時給計算なので、長く残られると困るという園側の事情もあるようです。)

 

誰がシフト表を作る?

このシフト表を作るにしても、各園の方針によって様々であるようです。


園長が一括して作成する場合もあれば、担任を持たず臨機応変に対応するフリーの保育士が作成していたり、正規職員の保育士が持ち回りで作成することもあるのだとか。

 

私が勤めていた認可保育園の場合には、主任級の保育士が月半ばに作成し、周知していました。


当然、それまでに休暇を取得することがわかっている場合や、その他予定や希望などは伝えておく必要がありましたが、急な出勤時間の変更を申し出ても、意外と臨機応変に対応してくださることが多かったですよ。

 

そこは、保育士同士「持ちつ持たれつ」といったところでしょうか。


勤務実態はどう?


ではでは、もっと踏み込んだところまでお話しすることとしましょう。

 

フルタイム勤務の保育士は、このシフトに従って勤務することとなります。
…いや、なるはずなのですが、現実はなかなかそうも行かないことばかりです。

 

私の場合は、めまぐるしく変わる季節に応じて園内の掲示物を変えるために制作に勤しむのが常でした。

 

また、行事前、とくに運動会や生活発表会の前となると、子どもも何かと忙しいものの、保育士も準備や指導に奔走することとなります。
お子様の晴れ姿は、お子様自身の努力はもちろん、保育士も何かと奮闘しているものなんですよ(;´∀`)

 

更に、クラス担任ともなると、自身が担任しているクラスの子どもが全員帰るまで退勤できないこともあります。

 

例えば、予定の時間になってもお迎えに来ない親御さんを待って、一言口添えするのも重要な役割となって来ます。

色んな事情があるので、なかなか言いたくはないのですが、度重なるようなことがあれば互いに不幸なので、やむを得ないことでしたね…。

 

休憩は、ほぼ皆無


勤務時間帯の表をご覧いただいてお気づきかとも思われますが、これ、休憩時間の明記が無いのです。

 

保育士は、ただでさえ生身の子ども相手の仕事となりますので、毎日いつ・何があるとも知れない状態です。
そんな中では休憩時間を決めることができない!というのが前提となっています。

 

確かに、OLさんのように「12:00になったからお昼行ってきます~♪」というわけには行きませんよね。

 

保育士の昼休み(休憩時間)は、子どもが午睡(お昼寝)している時間ということになっています。

しかし、子どもの状況を見ながら、部屋の隅でコソコソとパンやおにぎりを頬張るということになります。
加えて、連絡ノートや保育記録も記入しなくてはなりません。


「休憩であって、休憩ではない」というのが正直なところでしょうか。

 

あくまで私の場合なのですが、子どもの保育に携わっている時間は、方時も気を抜くことができませんでした。
ベテランの方になると、上手く気を抜くこともできるようになってくるのかな…(´・ω・`)

 

しかし、その一瞬の気の緩みが、時として重大事故を招いてしまう恐れがあること
それを私は、いつも恐れていたように思います。


休暇は取りやすい?


なかなか気が休まる暇もない勤務時間を終えると、なかなかクタクタな状態で1日が終わって行きます。

そこで、1つの楽しみとなるのが、休暇です。

可愛い子どもたちに囲まれるのも良いですが、業務から離れてまた新鮮な気持ちで臨むことも大切です。

労働基準法にある「使用者は、少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければならない」との規程を、保育園も遵守する必要があります。

 

多くの保育園の場合、日・祝日はどの職員も休みで、土曜日が変則勤務となっています。
私の勤めていた保育園では、土曜日のみのパートタイマーに加え、フルタイム勤務者が概ね月1回程度の出勤となっていました。

 

なので、月7~8日程度が休日ということになっていたでしょうか。
この点に関しては特にブラックでも、しんどいとも感じることはありませんでした。

 

休暇制度はどう?


多くの保育園の場合、法定通りかそれ以上のの年次有給休暇がきちんと付与されています。

 

私が勤務していた保育園の場合は、年15日の有給休暇が入職当初から契約に盛り込まれていました。
加えて、他にも、慶弔休暇や産休・育休、介護休暇など、ひととおりの休暇制度はきちんと用意されていました。

 

就業規則にも、きちんとその旨は書かれてありましたよ( ..)φ

 

しかしながら、実態としては、そう簡単に休暇が取得できるわけではありませんでした。

 

それというのも、保育を行うにあたっては、子どもの数に対しての保育士の数が決まっています。
特に、認可保育園においては、それを順守する必要があります。

 

しかし、昨今の保育士不足なども相まって、どの保育園も保育士と子どもの受入数がギリギリのラインで設定されていることも少なくありません。

 

つまり、保育士が1人でも欠けると、保育が行えなくなる場合があるのです!
これは、運営自体にも関わる、由々しき事態です。

 

そのため、よほどのことがない限りは有給休暇を取得できない状況にありました。

 

たとえ風邪を引いても、インフルエンザなどの感染症でなければ原則出勤となります。


ただ、子どもに移してしまわないように細心の注意を払って保育を行わなくてはなりません。
マスクをして、おでこには冷却シートを貼って、腰にはカイロを仕込む…

そんな、満身創痍の状態で働く保育士も1人や2人ではありませんでした。


主担は年休取得が困難


主担というのは、複数いるクラス担任のうちの、リーダーとなる保育士のことを指します。
いわゆる、代表者ですね。

 

この、「プチ管理職」のような状態になってしまうと、ただでさえ難しい年休の取得が、一気に困難を極めるものとなってしまうのです。

 

やはり、クラスの子どもに対して一番責任を負うのは主担です。
それだけの仕事に対する情熱が無ければ、務まらないのかも知れませんね。

 

因みに、更に上の、園長クラスの管理職になると、研修や出張なども相まってか、園を不在にすることも多々ありました。
年休もバンバン使ってらっしゃいましたよ~(*'ω'*)

 

確かに、普段から保育にあまり携わっていない園長だったので、居てもいなくても、さほど現場は変わりません。

 

「こういうのは管理職から率先してやらなきゃ!園が良くならないわ」
なんて言ってましたが。


少なくとも私が勤めている間には、休暇の取りづらい状態が大きく変わることはありませんでした。

保活を有利に進めるツールEQGって知ってる!?実際に登録して使ってみた!

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「絶対に我が子を認可保育園に入れたい!」と、日々保活に奮闘する親御さん。


保育園に見学に行ったり、市区町村の役所に足しげく通ってみたりと、毎日の育児の合間を縫っての活動は、苦労に堪えないことばかりですよね。

 

しかし、その方法、「本当にこれでいいの?」と、不安に感じることはありませんか?


本来はしなくても良いような回り道をしているかも知れないし、はたまた絶対にしなければならないことを抜かしてしまっているかも…などと考えると心配事は増えるばかり。

 

また、一般的な「保活の極意」はある程度は周知されるところとなった現在でも、自身の居住地域にまでその常識が当てはまるのかは定かではありません。


地域ならではの保活事情を知りたくても、なかなか必要な情報が回って来ないと嘆く保護者は多いようです。

 

そんな、保活難民の強い味方ともなり得るウェブサービスが、この度誕生しました!
それが、「EQG(イーキュージー)」です。

 

保活における様々な壁を打破してくれることに大きな期待がかかるサービス。
その特長や、実際の使用感を、たっぷりとお伝えいたします!

 

 

保活支援サービスEQGとは?

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EQGは、子どもを認可保育園に入園させるために、今、あなたがすべきことやこれから保育園に入園させるまでに知っておきたい情報がいっぱい詰まったウェブサービスです。


2017年9月に、満を持して運営が開始されたばかりの、真新しいサービスなのです。

 

一言で「ウェブサービス」といっても、従来のまとめサイトやニュースサイトとは一線を画す存在となることでしょう。
地域に根付いた情報が網羅されているので、「すぐに知りたいこと」をキャッチすることができるのです。

 

自身のすべき行動はもちろん、子どもが実際に通うことになる保育園の情報なども検索できるので、問い合わせの際にも非常に便利ですね。

 

このサービスを開発・運営しているのは、ウェブサービスを提供している新進気鋭の企業フォーポイント株式会社です。
なんでも、開発には、同社の代表取締役である中村裕さんのお姉さんが、実際に保活において多大な労力と時間を割いた経験が活かされているのだとか。


実体験に基づいたサービスとあって、大きく期待できそうですね。


実際に登録してみた!使い心地を検証!


EQGの利用にあたっては、事前の登録が必要となります。


事前登録によって利用者を特定しておくことで、その人だけのTODOリストを作成したり、最適な情報を提供するためなのだとか。

 

内容はもちろん「保活」に関することですが、保活真っ最中の方・これから保活をするという方に留まらず、誰でもユーザー登録が行えます。


また、登録後、すぐに利用を開始することができますよ。

 

…というわけで、実際に私も、EQGのサービスに実際に登録してみました!


今回は、自分の居住区ではなく、敢えて、今、日本で一番待機児童が多いとされている東京都世田谷区で保活を行うと想定して登録してみました。

 

なお、この利用登録した地域は、登録後いつでも自由に変更が可能です。
実際にお引越しなどで保活を進める場所が変わる場合もありますもんね…。

 

さて、その使い心地は、どうだったのでしょうか…?♪

 

登録に必要なものは?


「利用登録ということは、細かい個人情報が必要なの?」と、心配になるかも知れませんね。
しかし、EQGの利用にあたって必要なのは、ユーザーネーム・メールアドレス・パスワードのみです!

 

実際の登録画面がこちら。

 

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実にシンプルです!

 

ユーザーネームは必ずしも本名である必要はありませんし、メールアドレスもフリーのものでOK!
詳しく個人を特定される心配は、まずないと言えるでしょう。

 

また、登録後に初めてログインすると、保活をする市区町村を選択することとなります。
選んで保存しておくだけで、利用登録は完了です!

 

全148項目の質問!

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さて、その直後に待ち構えているのが、長~~~い質問項目です。


全て「はい・いいえ」の2択制で、世帯に関する質問・申し込み児童の両親に関する質問について回答を求められます。

 

その数、なんと148項目!


細かい字でたくさん書かれているので、読むだけでも大変…と思われてしまうかも知れませんね。
それだけたくさんのことを想定して、各家庭にマッチした項目が用意されているということでしょう。

 

しかし、よくよく読むと、ご自身のことに該当するのは、ごくわずかであるはずです。


例えば、就労に関する質問での、「居宅外の外勤または自営で週5日以上勤務し、かつ週40時間以上の就労が常態となっていますか?」というもの。
日数と時間を変えただけのものが、その下に7~8問ほど並んでいます。
このうちの1つに該当するようなことがあれば、もう他は有り得ないので、スルーでOKですね。

 

さらに言えば、「申込児童の父親に関する質問」と「申込児童の母親に関する質問」では、概ね同じ項目が並んでいます。
現状に当てはまるものを選択すれば良いだけなので、回答にかかる時間もそう長くはないでしょう。

 

因みに、私はそのことに気づくまでに時間がかかってしまったため、最初の回答で20分以上かかってしまいました(^^;

 

現在の「持ち点」がわかる!

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こうして、質問事項に答えていくと、自動的に現在の「持ち点」が算出されます。

 

いわずもがな、認可保育園の入園は、申込児童の現状を点数化し、その点数の高い人から順に希望の保育園に振り分けられていきます。

(↓↓参考にどうぞ♪)

 

hoikushinouragawa.hatenablog.com

 

 

各家庭とも、状況は似たり寄ったりであり、特定の点数の部分に、多くの人が集中する傾向にあります。
つまり、この点数が1点でも高い方が、保活を有利に進められるというわけです。

 

1点を笑うものは1点に泣くのです!

 

そして、1点でも点数を上げるためにしておきたいことが、EQGの記事には書かれています。
他ではなかなか知ることができない情報ばかり。これは必見ですね!

 

「今やらなければいけないこと」がわかる!

 

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質問事項から導き出されるのは、持ち点だけではありません。

 

その回答から、今しなければならないこと・今後しなければならないことが明文化された「TODOリスト」が作成されます。

 

すべきことや、そのためにはどこに行って・どんな書類を揃えるのか・どこに提出するのか…など、一目瞭然となっています。
また、詳細なリンク先も案内されているため、より詳しい情報を知ることも可能です。

 

順を追って、落ち着いて保活を進めることができそうですね。

 

EQGのメリットは?


ありそうで無かった、EQGのサービス。
ご覧いただいただけでもそのメリットは確かなものであるようです。

 

ここからは、私の使用感を含めた独断と偏見で!
EQGの良し悪しを考えてみましょう♪

 

登録が簡単!


まず、初期登録から使い始めるまでが、実に簡単です!

 

本名はもちろん、年齢・住所・電話番号などの登録が要らないというのは、なかなか嬉しいポイントではないでしょうか。
個人が特定されたり、DMなどが自宅に送り付けられたり勧誘の電話がある…という心配はありません!

 

そのシンプルさからか、利用登録完了などのお知らせメールも来ないほど。
これにはちょっと拍子抜けしてしまいましたが…(^^;
(私は、yahooメールのアドレスを使用しましたが、受信箱・迷惑メールともにEQGからのメールはありませんでした。)

 

余計な心配は一切ナシ!
必要な情報のみを発信してくれるとあっては、利用者のことを考えてくれているんだなぁ~と、感心してしまったほどでした。

 

地域密着型の保活情報が満載!


保活を行う地域=特徴や傾向・対策を行いたい地域 ですよね。

 

EQGが発信している記事なら、今、あなたが知りたい保活情報をピンポイントで探し出すことができます。

 

地域ごとの保活攻略方法や、認可保育園に絶対的に必要な「入園最低指数」など、なかなか公開されていないこともオープンになるなど、見逃せない情報ばかり。
保活を進めるうえでの強い味方となってくれるはずですよ♪

 

それもこれも、運営者が自分の足で拾い集めてきた情報が中心となっており、実際の保活に即した内容となっているのです。
開発に長期間を要したのにもうなずけますね。

 

現在は、運営者が用意した記事のみが公開されている格好となっていますが、ゆくゆくは、さらに広げて、ユーザーによる情報発信もできるように整えて行かれるとのこと。
実際に保活をした保護者の生の声が活かされるとあっては、情報への信頼感も違いますね。

 

今後の展開が待たれるところです。

 

EQGのここが残念…


他に類を見ない、画期的な情報が集中しているEQGですが、「惜しい!」というポイントも少なからず存在しています。

 

保活を行う上で、「もう一声!」というポイントを敢えてご紹介しておきましょう。

 

東京23区のみのサービス


非常に残念なことに、EQGがカバーしている地域は、現在のところ東京23区のみとなっています。

 

確かに、東京23区は、日本一の人口密度を誇る地域。
つまり、日本一の保活激戦区です。
ここをカバーするサービスを行うだけでも大変ですし、多くの方の保活を支えることができるとあって、素晴らしいことです。

 

しかし、関西在住の私はもちろん、他にも待機児童を多く抱える「保活激戦区」にて保活を進めようとしている保護者は、自分のこととして当てはめることがなかなかできないかも知れません。
せっかく良いサービスなのに、地方が取り残されているといった感じで、そこは残念と言わざるを得ません。

 

ただ、東京23区以外の大多数の住人に無関係かと言うと、全くそんなことはありません!
保活にかかる点数が明示されたり、それに伴うTODOリストが作成されることで、自身の保活に十分に参考になるでしょう。

 

実務には活かせないけれども、あくまで参考に…という場合にも、大いに役立つサービスと言えるでしょう。

 

結局、最後に動くのは自分


設問に答えて、TODOリストが作られ、地域に根差した情報が閲覧できるのがEQGのサービス。
しかし、ここで保活が全て完結するわけではないのです。

 

情報を得て、実際に保育園に見学に行ったり、書類を作成して役所に提出して…という、具体的なところは、やはり自らが動くより他ありません。

 

保活に関するワンストップサービスではあるものの、それは「何を・どうすれば良い」などの指針を示すだけであって、実際に行動するのは、親御さん自身なのです。

 

「何だ、結局最後は自分で何とかしなきゃいけないんじゃない…」とガッカリされた方も多いでしょう。
しかし、本来は各所を巡って寄せ集めて来るはずの情報を、1人ひとりに応じた適切な保活情報として集約・提供するというだけでも、大きな一歩であるのです。

 

保護者が、最小限の労力で最良の結果が得られるようにとサポートしてくれているのが、EQGの真髄と言えるのではないでしょうか。
その、情報収集に割いていた時間で、少しでも長くお子さんと触れ合い、その絆を深めて欲しいとの願いが込められているのです。