保育士になるにはどんな方法がある?~「保育コース」がある高校へ進学する編~
少数派ではありますが、保育コースや福祉コースが設置されている高校へ進学することも選択肢の1つです。
中学卒業時点で保育への強い志があるという場合には、これらの高校を選択することもできるでしょう。
どんな高校生活になる?
概ね2年生から専門的な知識を養い、家庭科教諭だけではなく、保育士や臨床心理士といった、専門職での経験が豊富な外部の講師を多く招きながら、より現場に近い知識を深めることができます。
適宜実習も交えつつ、実務的な教育が受けられるとあって人気の進学先となっているようです。
公立高校で保育コースが設置されているところはまだまだ少ないようですが、特に、私立の女子高校では保育コースが確立し、実績のある高校も増えています。
費用も、私立高校進学にかかる費用と大差ありませんが、適宜実習費用などがかかる場合が多くなっています。
また、通学できる高校となると、地域が限られてしまいますが、全国から生徒を募っている通信制高校でも保育コースのある高校もあります。
しかし、保育士資格をすぐに取得できるわけではなく、保育士試験の受験や保育系の各種上級学校に進学する必要があります。
ただ、早期から専門的な教育が受けられるという点では、実務を行う上で大きなアドバンテージとなることには間違いないでしょう。
更に言うならば、年齢が若い生徒が大半であり、卒業後は進学・就職が大前提となっていることから、生徒の進路に対するサポートが充実している学校が多いのも特長です。
学校側も対応に慣れているので、安心して高校生活を楽しむことができますね。
「保育コース」がある高校へ進学すると…?
高校進学時から保育の道を志すと、このような感じでしょうか。
将来の進路が決定するのは、なにも、大卒だけではありません。
早期から専門性を高められることは、長い社会生活において、大きなメリットとなることでしょう。